教室の様子 2024年

もくじ

10月のテーマは「恐竜」

1週目は恐竜のフィギュアを見ながら、恐竜の絵を描きました。恐竜の身体の表面の凹凸は絵の具をつけたスポンジをぽんぽんと乗せることで質感を再現。ちょっとした一手間ですが、普段と違う表現の仕方を楽しんでいたようです。2週目は1週目に使ったフィギュアの足の裏側に絵の具をつけて、足跡スタンプを楽しみました。恐竜が生活していた場所が陸か水中かなどによって、足の形もさまざま。恐竜が生きていた頃、どのように足を使って生活をしていたのか想像しながら足の形を観察しました。3週目は恐竜の骨のかたちを粘土で作り、骨格パズルを制作しました。過去に粘土を使った講座のときに、床にぎゅっと押して平面的に制作していた生徒たちが、今回は立体的になるように意識して制作できていました。骨の太さや厚みが出せたことで、光と影を感じられる作品が仕上がっています。

1週目は歌舞伎役者が描かれた浮世絵「役者絵」を模写しました。作品の模写は昨年9月の真珠の耳飾りの少女以来。1年前の模写と比べて、絵のみかたや色の捉え方・作り方などに大きな成長を感じます。2週目は歌舞伎舞踏の演目『連獅子』の獅子になりきるかつらを作りました。かつらのベースに髪に見立てた平テープを貼り付け、前が見えるように髪を切って…本物のかつらを作る鬘師さんと同様の手順を辿って、歌舞伎の作られ方に目を向けました。2週目の終わりにかつらを被って写真を撮り、その写真を3週目に活用します。印刷した写真の上に歌舞伎のメイク法『隈取り』を施しました。月の初めにはなんだか怖いなあ、と言っていた子どもたちが、3週目にはかっこいい!自分もなってみたい!と率先して隈取をするほどに。未知だからこそ知ることでワクワクに繋がる、子どもたちの探究心をくすぐる1カ月間になりました。

9月のテーマは「歌舞伎」

8月のテーマは「布」

8月のテーマは「布」。1週目は大きな布にみんなで色を塗って、PALETTEの幕を制作しました。こども文化祭に向けみんなで共同制作に取り組みました。自分の絵の具じゃ塗りきれない!なんてときも、一緒に通う生徒同士協力し合いながら大作を仕上げました。2週目・3週目は布のタペストリーづくり。エタノールを使って油性マジックをにじませ、模様を描きました。その背景にどんなモチーフを作って貼りたいかを考えて3週目は制作に取り組みました。布に布だけで絵を描く、切り絵のような手法でハサミの扱いに苦戦しつつも、自分の表現したいもののために丁寧に作業していました。さまざまな素材・厚みの布に触れ、生活の中に当たり前にある布にあらためて目を向けました。

7月のテーマは「からだ」

7月のテーマは「からだ」。1週目は自分の写真をなぞってアート作品を制作しました。顔は鏡で見ることも多いですが、からだ全体を観察する機会はそうそうないこと。片足立ちや後ろ姿など、じっくり見ることのないポーズでからだの作りを観察しました。2週目・3週目はからだを3つのパーツに分けて描いたブロックパズルをつくりました。自分が描いた顔に他の生徒さんが描いたからだを組み合わせたり、普段は会話する機会の少ない生徒同士が一緒になって楽しんでいた様子が印象的です。この作品はこども文化祭で、実際に触って遊べる作品として展示予定です。当日、会場でも一緒にパズルを楽しみましょう!

6月のテーマは「くらげ」

6月のテーマは「くらげ」。1週目はくらげの写真をみながら絵を描きました。いつもの模写と違った雰囲気の作品に仕上がっていることに気がつきましたか?今回は、割り箸の先を削ってつくったつけペンで絵を描いています。普段使わない画材を扱う難しさを感じながらも、強弱の付け方にだんだんと慣れたようすでした。2週目はくらげのシルエットアートを制作。背景には「バブルアート」の技法を使って、シャボン玉に白色の絵の具を混ぜて吹き、水中イメージのアートを制作しました。子どもたちの楽しみ方はそれぞれで、シャボン玉をどれだけ山盛りにできるか…吹いたものを全部割ったらどうなるのか…と試行を楽しんでいました。3週目はくらげになりきるおおきな帽子をつくりました。PALETTEに寄付いただいたリボンやレースをメインに使って、くらげのゆらめく触手を表現。2週間かけてよく観察したくらげを思い出し、触手の太さや素材、色がしっくりきたものを一つひとつ選んで貼り付けていました。

5月のテーマは「インテリア」

5月のテーマは「インテリア」。1週目はみんなで小さな画用紙に色を塗り、壁に貼り付けて壁紙を制作しました。スタートの火曜日は真っ白だった壁も、日が進むごとにカラフルに!総勢30名以上で1週間かけて制作した壁紙は、子どもたちのお気に入りが詰まった特別なものになりました。壁がカラフルだと気持ちもワクワクしてきます。そんな色の持つ効果を感じながら、2週目は花瓶づくり。瓶と言っても、今回は空いたペットボトルに被せるだけでエコな花瓶になる、花瓶カバーをつくりました。1週目に描いた壁紙とおそろいの模様にしたり、飾るお花を決めてからそれにあった色を手に取ったり、実際に飾ることをイメージしてから制作に取り組むことができました。3週目は粘土を使ってインテリアオブジェを制作。いつも使っている紙粘土と違い、今回は木粉でできたねんどや固まると焼き物のように仕上がる粘土などを使用しました。毎日目に入るのが嬉しくなるようなあたたかみのある作品が次々に仕上がりました。ぜひ花瓶と一緒に飾って、お部屋をカラフルに彩ってくださいね。

4月のテーマは「巣」

4月のテーマは「巣」。1週目は鳥の巣の設計図を制作しました。「ヒナが巣立つまで安心して過ごせる居場所をつくる親鳥に、なりきって考えてみよう」と声を掛けると、鳥の巣の本を参考にしながら自分の巣を想像し始めます。面白いのが、“卵が割れないようにふわふわの柔らかい巣にしたい派”と、“巣が危険な目にあっても守れる、頑丈で硬い巣にしたい派”の二手に分かれたこと!生徒たちも卵やヒナのことを守りたいと思ってくれていると伝わってきます。2週目は毛糸を使って卵を作りました。この卵は子どもたちが思っていた以上に柔らかくて割れちゃいそう!と感じたのか、3週目に実際に巣を作ったときには、より安全に過ごせる環境を作りたいと一生懸命に取り組んでいました。屋根をつければ雨よけになるかな、カゴバッグみたいに持ち手をつければ例え落ちてしまっても枝に引っかかるかな…子どもたちなりの思いやりと柔軟な発想を最大限に活かした、すてきな巣ができました。

3月のテーマは「ピクニック」

3月のテーマは「ピクニック」。1週目は今月のピクニック会場であるお花畑をみんなで描きました。チューリップやひまわりなど、普段から描くことが多いお花も図鑑を見ながら描くことで、じっくり観察しより忠実に描くことができました。2週目はピクニックで敷くレジャーシートを好きな柄や模様にデザインしました。大きな布に筆をダイナミックに動かしてみたり、細かい柄を描いてみたり、子どもたちの思うままに描きました。3週目はピクニックで被る春の王冠づくり。ピクニックで被るイメージをしながら、春に対する華やかな気持ちを盛り上げました。この1カ月間、教室の壁面には1週目に制作したお花畑の絵を飾っていました。お花畑の中でピクニックすることをイメージし続けながらの制作は、子どもたちの想像力にいい刺激となったと感じます。パレットだけのアートなピクニックをぜひご家族でも楽しんでみてくださいね。

2月のテーマは「まる」

2月のテーマは「まる」。1週目はちいさいまる、ビー玉をよく観察して描きました。ガラス玉の性質上、ビー玉をのぞくと奥のものが上下反転して見えたり、反射できらきら光ったり。じっくり観察して鉛筆で描き、水彩絵の具で透明感にこだわりながら色を塗りました。2週目は絵の具のまるが重なるアートに挑戦。ちょんちょんと置いたまるい絵の具をこすると変形した様子に、みんなわくわくしていました。3週目はおおきなまる。紙粘土を使って大きな満月を作りました。歯ブラシや爪楊枝を使ってクレーターを再現し、自分だけの満月を作りました。1カ月の教室が終わる頃には、教室にある「まる」を探して大盛りあがり!身近にあるものの見え方がちょっと面白くなるようなテーマでした。

1月のテーマは「雪」

1月のテーマは「雪」。1週目はみんなで雪あそび!綿にボンドと水を含ませ、まるい形状にふんわりと固まった綿で雪合戦を楽しみました。いつも黙々と作業している印象のあった生徒さんも、今回は全力で体を動かして、歓声を上げながら楽しんでくれました。週の最終日には教室がある宇都宮市陽東でも雪がふるというサプライズ!子どもたちの雪の思い出のひとつになっていたら嬉しいです。2週目はゆきだるまの編みぐるみを制作。1週目で遊んだ綿を中に入れたのが愛着が湧くきっかけにもなったようで、単純な作業の繰り返しで音を上げながらも全員最後まで作り上げることができました。3週目はこの1ヶ月の思い出を形にするためのスノードームづくり。雪といえばで連想するものを丁寧に造形しました。

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